株主・投資家の皆様へ

株主・投資家の皆様へ

飲食店の楽しさ、やりがいを伝え
全員企画=全員現場主義を果たしながら
長く愛される店舗づくりを目指します

代表取締役社長
有村 譲

この度新型コロナウイルス感染症でお亡くなりになられた方々、ご遺族の皆様には謹んで哀悼の意を表します。
また罹患された皆様と、感染拡大により生活に影響を受けられている地域の皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。

株主の皆様には、日頃より当社事業へのご理解とご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
2020年5月26日付で、代表取締役社長に就任いたしました有村譲でございます。2018年6月より、当社COO(最高執行責任者)として、「CS(顧客満足)と営業利益の追求」を経営方針に掲げ、主に、飲食サービスにおける店舗のQSCA(Quality Service Cleanliness Atmosphere)の改善に携わってきました。
2020年2月期は、飲食サービスの業績改善とコンテンツ企画サービスの拡大により、2016年3月期以来4期ぶりの営業利益黒字化を達成するに至りました。新たなフェーズに移行したこのタイミングで経営のバトンを引き継ぐことになり、さらなる企業価値の向上が私に課せられた大切な使命であると認識しております。飲食およびコンテンツ企画の両サービスを軸に、より多くの人々を笑顔にするエンターテインメント体験を創出する会社として成長を果たし、全社一丸となり、企業理念「To Entertain People〜より多くの人々を楽しませるために〜」の達成を実現していきます。
何卒ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

2020年2月期の取り組みと経営成績

2020年2月期は、「飲食サービスの健全な成長」「コンテンツ企画サービスの拡大」「本部組織の機能性向上」を経営施策の三本に据え、全社一丸となって実行した効果が実を結び始めた年となりました。
飲食サービスにおいては、収益改善を目的とした「既存店のブラッシュアップ」への投資と「ES(従業員満足度)向上の為の学べる環境づくり」として、社内研修制度「SLDアカデミー」の充実、また月1回の全体サービス研修によるチーム力強化という二つの営業施策を実行しました。
その結果、集客改善に向けた各種施策の効果の定着に加え、各シーズン施策も寄与し、既存店に関しては、2期連続で前年実績を超える成果を残すことができました。
コンテンツ企画サービスは、株式会社ポケモンのオフィシャルショップ「ポケモンセンタートウキョ―DX&ポケモンカフェ」に係るカフェ店舗運営の安定継続に加え、「ピカチュウスイーツbyポケモンカフェ」、また株式会社スクウェア・エニックスの公式カフェの運営等の新規案件を受託できたことにより堅調に推移しました。
本部組織の機能性向上については、当社の親会社である株式会社DDホールディングスとのシナジー効果の発現等により、ミドルおよびバックオフィスの業務改善等を実現できました。

当社沿革及び今後の展望

強みを活かした成長戦略について

当社は、「音楽」「アート」「食」等、さまざまなカルチャーコンテンツを企画・融合させ、「楽しみに溢れた豊かなライフスタイルをより多くの人々に提案する」ことを経営方針としております。店舗における「音楽」は店舗のコンセプトや時間帯に合わせて選曲され、内装にはデザイナーやアーティストによる「アート」を施し店舗ごとに個性的な内観を演出しています。「食」においてはトレンドに合わせたメニュー開発を現場主体で行うことでよりお客様目線に近い意見を取り入れる等、さまざまな才能を持つ人材を有することによりトータルプロデュースできることが、当社の大きな強みであると考えます。
こうした強みを最大限に発揮しながら、引き続き、「飲食サービスの健全な成長」「コンテンツ企画サービスの拡大」を経営施策として、店舗の運営力および集客力を鍛え、CS(顧客満足度)が高く、再来店していただける魅力溢れる店づくりを目指してまいります。

今後の事業戦略と強化すべきポイント

飲食サービスにおいては、引き続き、5つの重要営業指標による店舗状態を数値化してQSCAの改善を実行することで、さらなるCS向上を目指します。

今後の事業戦略と強化すべきポイント

また、売上高は2期連続で前年実績を超える成果を残せていることから、引き続き予約獲得に向けてのグルメ媒体にかかわる取り組みの継続、各ブランドのシーズンメニュー開発による集客施策を実施することで、営業利益の追求を意識してまいります。
今後、外食産業では、雇用の確保、維持が一層厳しくなると予想されます。そうした中でも当社の特徴とも言える社内研修制度「SLDアカデミー」をより充実、拡充することで従業員の帰属意識を高めていくとともに、大型店舗・アルコール需要の高い店舗に関しては、店舗オペレーションの省人化を目的とした、モバイル端末によるQRメニューの導入、事前決済等の取り組みも強化してまいります。

5つの重要営業指標

直営店舗の出店を伴わないイベント企画や店舗プロデュース等を提供するコンテンツ企画サービスにおいては、引き続き、他社店舗の開業支援業務および運営業務の受託等、いわゆる企業間取引(BtoB)のビジネスモデルとなるプロデュース領域を主軸に、持続的成長を目指します。
クライアントとの継続的かつ安定的な信頼関係の深化・高付加価値の提供を通じて、既存案件の安定収益を確保しつつ、クライアントとの積極的なリレーション確立を図りながら、良質な新規案件の獲得に注力してまいります。
また、昨今ではSNS等を通じ、消費者はあらゆる情報を瞬時に手にすることができる時代となっております。これにより、当社が属する飲食業界においても、消費者の選択肢は圧倒的に広がり、業界の壁を越えた競争が激化しております。このような経営環境の中でも、お客様に選ばれるサービスを展開し、ひいては上場企業として企業価値の最大化を達成できるよう、しっかり業界動向の分析や対応を行うとともに、利益改善の実現に向け、集客施策やコストコントロールの徹底により、筋肉質な体制の構築を目指してまいります。

2021年2月期の事業計画について

2021年2月期も引き続き「CSと営業利益の追求」の経営方針の下、「直営ブランドの利益改善」「IP事業の持続的成長」「共育(共に育つ環境)体制の構築」に努め、さらなる成長を目指してまいります。
一方で2020年2月下旬以降、新型コロナウイルスの感染拡大により、既に業績には大きな影響が出始めております。感染拡大防止への対応や消費活動の停滞について、その期間や先行きを見通すことは難しく、2021年2月期の業績予想は、現時点では未定とさせていただき、終息の見通しがつき次第、速やかに公表いたします。

株主の皆様へのメッセージ

足下で外食産業は非常に厳しい状況におかれています。このような年に重責を担う立場となりましたことを肝に銘じ、より身を引き締めて職務を全うしてまいります。
当社のすべての社員はもちろん、第一線でお客様と接するアルバイトスタッフにも感謝の気持ちを忘れることなく、飲食店の楽しさ、やりがいを伝え、当社のカンパニーポリシーである「全員企画=全員現場主義」の実現を果たしながら、サービス力を当社の強みに加え、皆様に長く愛される店舗づくりを目指したいと考えております。
株主還元につきましては、経営上の最重要課題のひとつと考えておりますが、2020年2月期は利益剰余金の状況を勘案し、誠に遺憾ではございますが、期末配当を無配とさせていただきました。早期の復配を目指し、全社員一同業績の改善に一層努めてまいります。
ご支援くださっている株主の皆様に心より感謝申し上げますとともに、今後とも変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。